食卓の名脇役として活躍してくれる青じそ。
刺し身や麺類の薬味としてきざんで使うのはもちろん、鶏団子に巻いたりや天ぷらにしたりなど1枚まるごと使っても美味しいですよね。
様々な料理に何気なく使っている青じそですが、その栄養素にも注目すべき点がたくさんあるんですよ。
そんな普段意識しない青じその栄養素についてご紹介していきます。
青じそはビタミン・ミネラルの宝庫
青じそは100グラムの換算量にして他の野菜と比較すると、多量のビタミンやミネラルを含んでいることがわかります。
ビタミンでは特にビタミンBやビタミンE、ビタミンKが、ミネラルでは鉄のほか、カルシウムやマグネシウム、カリウムが豊富に含まれています。
ビタミンやミネラルは、病気の予防や身体の成長などに関わる生命の維持に必要な栄養素です。
青じそはこのビタミンやミネラルを効率よく摂取できる優れた食品であると言えますね。
しかし、青じそ100グラムは葉っぱの枚数に換算すると約200枚になってしまいます。
残念ながら、これはとても1日で食べられる量ではありませんよね。
それでも、もし青じそを食べてその豊富な栄養素を摂取したいと思うのであれば、ペーストやソースにすると、200枚まではいきませんが、効率よく栄養素を摂取できそうです。
青じその栄養素で特筆すべきはビタミンK
100グラムの青じそを摂取するのは難しいですが、青じそ10枚分である5グラム程度だと、気軽に食事に取り入れられる量となってきますよね。
青じそ5グラムで1日に必要な量を補いやすい栄養素はあるのでしょうか。
実は5グラムの青じそでも1日に摂取すべき量を大きくまかなうことができる栄養素があります。
それはビタミンKです。
青じそは5グラム中のビタミンKの含有量が約35μグラムとなっていますが、食べる量が少量であるにも関わらず日本人の成人が1日に必要なビタミンKの目安量の約20パーセントを摂取することが可能です。
ビタミンKは骨や血液の成分を作るのに役立つビタミンです。
ビタミンKが不足すると骨粗粗しょう症を引き起こしたり、怪我をした時に血の止まりが悪くなったりするおそれがあります。
青じそのビタミンK含有量は他の野菜と比べてもトップクラスなので、日々の食生活に積極的に取り入れていきたいですね。
まとめ
★青じそはビタミンやミネラルの宝庫。たくさん食べると効果的です。
★青じその中でも特筆すべき栄養素はビタミンK。骨や血液の成分を作る大切な栄養素を効率よく摂取できます。
青じそは我々の健康を保つのにとても効果的な食材です。
付け合せの青じそを残してしまうなんて、もったいないですよ!
たくさんの栄養素を含んでいるので、ぜひありがたくいただきましょうね。