日本で古来から愛され続けている和のハーブ、青じそ。
青じそは生命の維持に必要なビタミンやミネラルといった栄養成分を豊富に含んでいます。
しかしビタミンやミネラルだけでなく、あの爽やかな香りに含まれる栄養成分ペリルアルデヒドも青じその健康効果を高めるのに一役を担っているのですよ。
ペリルアルデヒドは普段聞き慣れない栄養成分ですが、その効果は知っておいて損はありません。
このペリルアルデヒドの効果について、ご紹介していきます。
ペリルアルデヒドは胃の健康を守ります。
青じそのさわやかな香りをかぐと、何だか食欲が湧いてくるようなきがしませんか?
それにはちゃんと理由があります。
それは、青じその香りに含まれているペリルアルデヒドという栄養成分が関わっているのです。
ペリルアルデヒドは人間の嗅覚を刺激して、胃液の分泌を促進する作用があるのです。
そのため、料理に青じそを添えることは、食欲のわかないときでも食欲を増進してくれる上、実際に胃液の分泌を促し消化をしやすくしてくれる効果があると言えます。
青じそは梅雨時から夏にかけて旬を迎えるので、ちょうど夏バテ防止にはぴったりの食材と言えるでしょう。
また、暑い夏はビールが美味しい季節でもありますよね。
胃の健康を保つのにもペリルアルデヒドは効果がありますので、お刺身のつまなどおつまみで青じその葉を見かけたときは、よけてしまわないで一緒にいただくと良いですよ。
また、ペリルアルデヒドは制菌作用や防腐作用、下痢の緩和に効果があります。
このため、細菌の汚染による食中毒や、食品の傷みによる食あたりにも効果があります。
食中毒も食あたりも、夏にしっかり予防していきたいことですよね。
青じそは夏にたくさん出回るので、常に冷蔵庫に入れておくと安心して夏を過ごせるかもしれません。
お弁当の付け合せにもぴったりなので、どんどん活用するようにしましょう。
ペリルアルデヒドは風邪にも効果あり
夏バテや、食中毒、食あたりにペリルアルデヒドは効果があることを説明していきましたが、冬の病気にもペリルアルデヒドの栄養成分が一役買ってくれますよ。
ペリルアルデヒドには、発汗を促しせきやたんを鎮める作用があります。
これらの作用は、風邪の初期症状を緩和するのに効果があるといえますよね。
風邪の引き始めはまだ様子を見るところでありながらも、少しでも症状を良くするような努力をしていきたいですよね。
ちょっと具合が悪いかな、と思ったら青じそを料理に使ってみると、身体を少し楽にすることができるかもしれませんよ。
まとめ
★青じその香りにはペリルアルデヒドという栄養成分がある。
★ペリルアルデヒドは胃の健康を保つ効果や風邪の初期症状を和らげる効果がある。
青じその栄養成分のひとつペリルアルデヒドをご紹介しましたが、ペリルアルデヒド以外にも青じそは豊富な栄養成分を含んでいます。
健康な毎日を送るのに、青じそを日々の生活にぜひ取り入れてみてくださいね。