そうめんや冷奴といった夏の料理やお刺身のつまなどには欠かせない青じそや大葉は、家庭菜園の初心者でも簡単に栽培ができます。
シソの花を穂ジソとして収穫せず、花が咲き実をつけて株が枯れたら、種を採り保存しておき、翌年の時期を見計らって種を蒔いてあげれば、またシソを育てられます。
一株育てておけば、必要な時に必要な枚数を摘んで、新鮮な葉を使える青じそを活用するための種の保存方法や、発芽させるための種まきの時期などについて紹介します。
青じその種の収穫と保存方法
青じその種は、植物の種苗を扱う店の店頭で100円程度で購入できますが、既に栽培している方であれば、シソが花をつけて実をつけた株が、カサカサに乾燥したら種を摂ることができます。
ゴマの3分の1程度の大きさの青じその種は、十分乾燥させ、乾燥剤と一緒に容器に入れて、冷蔵庫で保存しておきます。
種を収穫して、翌シーズンにすべて蒔いてしまうのであれば、乾燥した涼しい場所に保管しておくだけでも、大丈夫だと思います。
種の収穫時に畑に落ちたこぼれ種からも、時期が来れば勝手に芽が出てきますので、それほど神経質になることはありませんが、良い状態で保存してあげる方が、良質な青じその葉を摘むことができます。
保存した青じそを発芽させるためには?
青じその種が発芽するのに適した気温は、25度から30度と高めですので、気温が暖かくなる時期を待ってから、保存しておいた種をまきます。
青じその種は、皮が硬く、水分を吸収しにくいため、種を蒔く前に一晩水につけて吸水させておく方が、発芽しやすくなります。
吸水させた青じその種でも、発芽までに10日から15日程度かかり、発芽までは土を乾燥させないように注意します。
また、青じそが発芽するためには、水の他にも、光と必要とするため、種に被せる用土は軽くかぶせる程度にして、陽の光が当たる場所に置くと発芽しやすくなります。
青じその種の保存と翌シーズンの種蒔きと発芽
青じそは生命力が強く、家庭菜園の初心者でも簡単に栽培でき、気温が暖かくなる時期に買って来た種や保存しておいた種を蒔けば、元気に育ってくれる植物です。
前年育てていた人なら、種を蒔いていないのに、こぼれ種が発芽した状態を見たこともあると思います。
良質な青じその葉を摘むためには、収穫した種を乾燥させて、乾燥剤と容器に入れて冷蔵庫で保存しておきます。
気温が暖かくなり、25度から30度を目安に、保存しておいた種を一晩水につけてから種を蒔けば、発芽する確率を高められます。