日本人の6人に1人は便秘とされる昨今。
原因は運動不足や食生活など様々ですが、そんな便秘の悩みを解決する食材の1つとして注目されているのが青じそです。
青じそはなぜ便秘解消に効果的なのか、食べ方のポイントなどをみていきましょう。
青じそが便秘解消に効果的な理由とは
青じそが便秘解消に効果的な理由は圧倒的な食物繊維の多さです。
青じそに含まれる食物繊維は100gあたり6~7g。
キャベツに含まれる食物繊維はおよそ2gなので3倍以上の食物繊維が含まれています。
キャベツの食物繊維で便秘解消をしようとすると、サラダをもりもり食べなければなりませんが、青じそならば細かく刻んだものを薬味としてちょっと食べるだけでも効果があります。
青じそで便秘解消するときに注意すること
食物繊維が豊富で便秘解消に効果的な青じそですが、注意点もあります。
青じその食物繊維は不溶性食物繊維が多いということです。
不溶性食物繊維は、腸内で水を含んで大きく膨らみ、腸を刺激して運動を活発にすることで便秘解消に効果があります。
また、腸内の老廃物を吸着したり、発酵したりすることで、善玉菌を増やし腸内環境を整える効果もあります。
しかし、問題なのは腸内で水を含んで膨らんでしまうということです。
便秘で便が何日も腸に溜まっている人の場合、もちろん適量の不溶性食物繊維は必要なのですが、食べ過ぎると水を含んだ食物繊維が腸を圧迫してしまうことがあります。
なので、便秘が長く続いているときは青じそを食べる量はコントロールする必要があります。
便秘解消のための青じその食べ方とは
さて、先程は青じその不溶性食物繊維についてお話しました。
便秘解消のために青じそを食べるときは、水溶性食物繊維と一緒に食べることで効果が高まります。
水溶性食物繊維は文字通り水に溶けるので、ネバネバしていたりサラサラしていたりします。
なので、不溶性食物繊維の様に腸内で膨らんでしまうことはありません。
不溶性食物繊維は水分を吸収して膨らむことで腸を刺激して活発に動かす作用がありますが、水溶性食物繊維は腸内の老廃物を吸着する力が強く、腸を綺麗にする作用があります。
健康な状態であれば、不溶性が2、水溶性が1の割合で摂ることが理想とされています。
既に便秘が長く続いている人の場合は水溶性の割合を増やすことも大切です。
水溶性の食物繊維を含む食品としては海藻類が代表的ですが、他にもこんにゃくや大麦などにも多く含まれます。
青じそを食べる時にはこれらの水溶性食物繊維を多く含む食材と一緒に食べるとよいでしょう。