家庭菜園で野菜を育てていて困るのが、害虫の被害に遭うことでないでしょうか?
食卓の薬味を調達しようと、ベランダや庭で育てる青じそ(大葉)の葉も、アブラムシなどに食われる被害を受けることは、よくあることです。
大切に育てている青じそが、気づいたら穴だらけの葉になっていたらやり切れません。
青じそを育てる際に多い害虫被害や、虫除け対策を紹介します。
青じそを栽培する際に遭遇する害虫被害は?
青じそは、ハウス栽培など栽培技術の向上もあり、一年中市場に出回っていますが、家庭菜園の栽培では、梅雨時から夏にかけて暑い時期が旬にあたります。
気温が高くなる梅雨時から初夏にかけては、少し大きくなりかけた青じそが急速に成長する時期であると同時に、柔らかな葉を食い荒らす害虫の活動も活発です。
人が収穫するのには少し早い段階で、葉を食い荒らすアブラムシや蛾の幼虫、バッタといった害虫の被害を受けやすいのです。
特に、青じその葉の裏につく小さなアブラムシには、積極的な農薬を使うことができませんので、虫除け対策を考える必要があります。
青じその葉の裏につくアブラムシの対策は?
青じそが成長する段階での害虫被害が多いアブラムシに対する虫除けには、株をネットで覆ったり、牛乳や重曹、片栗粉などを葉につけるなどの方法がありますが、まずは、葉についたアブラムシなどを取り除きます。
アオムシなどは、ある程度の大きさがあるため、容易に取り除けますが、小さなアブラムシは粘着性のあるテープなどを利用して取り除くか、ホースの霧吹きによる水圧で飛ばす方法があります。
青じその株についた害虫を取り除いたら、虫除け対策としては、細かな目のネットで覆うのが最も有効です。
また、牛乳や重曹、片栗粉を青じその葉にかけるのは、集まってきた害虫を固めて殺虫するという虫除け対策で、効いたり効かなかったりがあるようです。
苗が大きくなるまでは、状況に合わせた虫除け対策をし、成長途中の小さな葉を無理して収穫しようとせず、大きく成長させることを優先することが大切です。
青じその害虫被害を少なくする虫除け対策
青じそをプランターや庭で育てると、成長過程でアブラムシをはじめとした害虫被害に遭うことがあります。
大きく成長した青じその葉を収穫するための虫除け対策には、青じその株を細かな目のネットで覆うことが、最も効果的です。
そのほかにも、牛乳や重曹、片栗粉などを葉にかける方法や、木酢液の利用などがありますが、状況に応じた対策を講じてみることをオススメします。