栄養豊富とされる青じそですが、具体的にはどのように体に良いのでしょうか。
予防できる病気という観点から青じその健康効果についてみていきましょう。
目次
青じその栄養素について
青じそは100gで40kcal以下、普段よく売られる10枚位の一袋であれば4kcalという低カロリー食品です。
それでいて、豊富な栄養素を含むことから健康食材として注目されています。
青じそに含まれる栄養素で代表的なものはビタミン、ミネラル、ポリフェノール、食物繊維などです。
食物繊維はキャベツの3倍もの量で、ごぼうよりも豊富に含まれています。
ビタミンは体内でビタミンAとして代謝されるβカロテンの含有率は野菜類でもトップクラスです。
さらにビタミンAやビタミンKも含まれています。
ビタミンと同様に現代人が不足しがちとされるミネラルも豊富なので、マルチビタミンやマルチミネラルのサプリメント代わりに青じそで摂取することができます。
また、話題のポリフェノールも豊富です。
ポリフェノールはガンなどの病気予防でよく注目が集まりますよね。
青じそで予防効果が期待される病気とは
このように栄養豊富な青じそですから、予防効果が期待される病気も多岐にわたります。
まず代表的なものとしては、香りや食物繊維などによる消化器系への効果です。
青じその香り成分であるペリルアルデヒドというポリフェノールは胃の動きを活発にします。
また、食物繊維は腸の動きを活発にして腸内環境を整える作用があります。
これにより、消化器系のガンなどの病気を予防することができます。
さらに、青じそに含まれるポリフェノールには抗菌作用や抗炎症作用があります。
抗菌作用や抗ウイルス作用は風邪などの感染症予防に効果がありますし、抗炎症作用はアレルギーの抑制などに効果があるとされます。
そのほかにも青じそにはビタミンやミネラルが豊富なことから、ストレス耐性を高める作用もあります。
これによりストレスが原因となる生活習慣病などの予防にも効果が期待されます。
青じそと組み合わせて食べることで予防効果も
青じそには多くの病気予防効果があることがわかりましたが、一緒に食べる食品を工夫するとさらにその効果の範囲を広げることができます。
代表的なものは鉄分の多い食品です。
ほうれん草やレバーなどの鉄分が多い食品と青じそを一緒に食べることで、貧血予防などに効果が期待されます。
他には生姜や根菜類などの体を温める食品と一緒に食べると、冷え性や風邪予防に効果が高まります。
このように青じそはその高い栄養価から、単体でも様々な健康効果がありますし、食べ合わせによってもさらなる健康効果が期待できる食品なのです。