一年中スーパーなどで手に入りやすい青じそは料理の名脇役として重宝します。
青じそは爽やかな香りが料理を美味しく引き立てますが、実は栄養価も高く多種多様な効能を持っています。
そんな驚きの青じその効能についてご紹介していきます。
青じそに含まれる栄養
青じその効能についてお話する前に、青じその栄養について大きく見ていきます。
まず、青じそは豊富なビタミンやミネラルを含む野菜です。
ビタミンやミネラルの例としては、ビタミンAに変換されるベータカロテンをはじめ、ビタミンB群、ビタミンCやビタミンK、ミネラルはカルシウムやマグネシウム、鉄、カリウムと多種多様な栄養素を挙げることができます。
またこれらの必須栄養素ほかに、香り成分であるペリルアルデヒドや、抗酸化作用を持つロズマリン酸やルテオリンといったポリフェノールなど、青じそは様々な効果のある栄養素もあわせ持っているのです。
青じその効能
青じそには先に紹介したような様々な栄養素が含まれているので、健康に良い影響を及ぼす効能もたくさんあります。
まず、ビタミンCやビタミンK、鉄やカルシウム、マグネシウム、カリウムが豊富なので、血や骨を作り体の機能を維持し、貧血や骨粗粗しょう症を防ぐ効能があります。
そのためにはこれらの栄養素のみではなく、と一緒にたんぱく質を摂ることを心がけるようにしてください。
また、ベータカロテンやビタミンB群、ビタミンC、ロズマリン酸やルテオリンがもつ抗酸化作用により、細菌やウイルスに対抗して体を病気から守る免疫力が高めることも青じその魅力的な効能です。
さらにこの抗酸化作用には、シミ・シワを防いだり、アレルギー症状を緩和させたり、動脈硬化などの生活習慣病やがんの予防に役立ったりする効果もあると言われています。
他にも、青じその香り成分であるペリアルデヒドは胃の働きを促進し、食欲を刺激したり胃液の分泌を促して消化を助けたりする効果や、食中毒を予防する効果があります。
また、漢方薬の世界では、乾かしたしその葉は生薬として用いられており、解熱やせきを抑えるなど風邪の初期症状に有効な効能や、精神安定の効能があると言われています。
まとめ
・青じそにはビタミンやミネラルをはじめとした様々な栄養素が含まれている
・青じその効能としては、血や骨などを作り体を維持する効能や、抗酸化作用による多様な健康効果、胃を健康に保つ効能、食中毒の防止、風邪の初期症状を緩和する効能、精神安定といった様々なものがある
高い栄養価により、古くから薬としても用いられていた青じそ。
その効能を日々の健康に活かすため、日々青じそを摂取するよう心がけてみるのも良いかもしれません。