青じそは育てるのに手があまりかからないので、初心者でも気軽に栽培を始められる植物です。
春の陽気に包まれすっかり暖かくなる4月ごろに種をまくと、青じそはたっぷりと日差しを浴びてぐんぐんと成長し、6月ごろから収穫の時期を迎えます。
はじめはとっても小さかった青じその芽は、収穫期には数十センチの背丈に成長したくさんの葉をつけていることでしょう。
立派に育って嬉しいときに、少し気になるのは青じその収穫方法についてです。
たくさん実らせた葉を前に、どのように収穫して良いか少し迷うこともあるでしょう。
青じその収穫方法は決して難しくありませんが、適切な方法について少し解説していきます。
青じその収穫方法:基本的に下から収穫
青じそは適度に大きくなったら徐々に収穫を始めていきます。
大きく成長している下の方の葉からどんどん収穫していきましょう。
ただし、土に近い場所にある葉は、土から水や栄養を吸い上げる役割があると言われていますので、一番下から2番目くらいまでの葉は大きく育っても収穫せずに残しておいた方が良いでしょう。
大きくなった青じその葉を収穫せずにそのまま放置しておくと、成長しすぎて葉が固くなってしまいます。
美味しく食べるためにも、食べごろになったらためらわずに収穫していってください。
食べきれなかった青じその葉は、乾燥を避けるため、濡れたキッチンペーパーで包み、密閉袋など空気を遮断できるものに入れて、冷蔵庫で保存しておくと良いです。
青じその収穫方法:あえて上の葉を摘むのもアリ
青じそは摘心をすることで脇芽が大きく成長するので、収穫量を上げることができます。
そのため、ある程度青じそが大きくなったら、青じその頂上部にある葉を摘み取ってあげると良いでしょう。
また、青じそは上の方にある若い葉の方がやわらかいです。
なので、薬味などの加熱しないで使用する料理に用いる場合にはこの若い葉を使った方が美味しいこともあります。
青じその収穫で一番やってはいけないことは、葉をすべて摘み取って株を丸裸にしてしまうことです。
しかし、逆に言えば、ある程度葉が残っていればすくすくと成長してくれるということなので、下の方から摘むことにこだわりすぎる必要はありません。
なので、株にある程度株に葉を残しておけば、食べごろだと思う葉を摘み取ってしまってOKですよ。
まとめ
★青じそは土に近い葉を残しながら下から摘み取っていくのが基本
★収穫の時に株を丸裸にすると青じそが枯れてしまうので注意します
★ある程度株に葉が残っていれば、用途に合わせて上の方の葉を摘むのも良いです
青じその収穫方法は知っていれば、青じその食べごろの時期が来ても何も心配することはありません。
青じそをたくさん食べて、健康な毎日を過ごすのに役立ててくださいね。