露地でもプランターでも手軽に栽培できる青じそ。
手入れも少なく栽培初心者でも取り掛かりやすい野菜ですが、意外にも青じそは害虫が好む野菜でもあるのです。
葉が収穫物になる青じそは、葉が虫に食われたり色が悪くなって枯れたりすると、残念ながら食べられなくなってしまいます。
そこで、青じそにつく主な害虫やその対策方法についてご紹介していきます。
青じそにつく主な害虫
まず、青じそにつく害虫として挙げられるのはハダニです。
ハダニは葉っぱの裏側に生息しており、葉にかみついて栄養を吸汁し、葉を弱らせてしまう害虫です。
ハダニに寄生されると、葉の裏側には白い斑点が見られるようになり、最悪植物を枯らしてしまうこともあります。
また、アブラムシも青じそに寄生しやすい害虫のひとつです。
アブラムシは野菜に様々な病気をもたらすウイルスを媒介してしまうので、繁殖させないようしっかりと注意する必要があります。
さらに、アブラムシは甘露を分泌するため、この甘露に呼び寄せられて他の害虫がよってくることもあります。
ハダニやアブラムシの対策方法
ハダニやアブラムシはどのように対策すれば良いのでしょうか。
まず、ハダニやアブラムシが繁殖してしまった場合ですが、この場合は市販の農薬を使って駆除するのが一番です。
そうならないためにも、ハダニやアブラムシは青じそに規制する前に対策しなければなりません。
まず、葉が密集している状態は虫がつきやすいので、青じその株と株の間は20センチ程度の間隔をとって植え、葉がつきすぎないようこまめに収穫をするようにしてください。
また、青じそに取り付く前に防虫ネットを設置するのも効果的です。
防虫ネットを設置することで害虫が植物に取り付くのを防いでくれます。
これが難しい場合は、ハダニやアブラムシが光を嫌う性質を利用して、市販のシルバーマルチや、鏡・アルミホイルなどで葉の裏側に光が当たるようにしてあげるのもひとつの方法です。
その他に、ハダニは水に弱いので、葉の裏側に霧吹きで水をかけるのも効果的です。
アブラムシはアミノ酸を好むので、窒素系の肥料を使いすぎないように注意すると良いでしょう。
まとめ
★青じそにつく害虫として注意すべきなのはハダニとアブラムシ
★ハダニやアブラムシが繁殖すると農薬で駆除するしか効果的な方法がないため、繁殖する前に対策することが大事
害虫対策をしっかりして、丈夫な青じそを育てれば、一株からたくさんの青じそを楽しむことができるでしょう。
繁殖する前から対策することが肝心なので、害虫にはきちんと注意を払いながら育てるようにしてください。